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『「観劇三昧」でおすすめの動画がわからない』という人向けに動画紹介をしています。
今回は観劇三昧で配信されている動画である「あいまいな、サイ」の紹介をします。
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観劇三昧でムシラセ『あいまいな、サイ』を観る！
基本情報
再生時間
1時間27分54秒
キャスト
市川歩/印宮伸二/片岡斎美（ムシラセ）/中谷真由美（ムシラセ）/小島明之（カムヰヤッセン）/前田花男（ゲイシャフジヤマNO1)/見上寿梨/屋根三郎/山口かほり（ブルドッキングヘッドロック）/吉本知世
スタッフ
作・演出:保坂萌 イラスト・舞台装飾:YONEROCK/舞台監督:西山みのり/舞台美術:秋友久実/照明:保坂美沙（C.A.T）/音響:高沼薫/衣装:西垣彰彦:西村真由子/制作:塩田友克・ムシラセ プロデューサー:林建吾
ムシラセ『あいまいな、サイ』のあらすじ
目覚めると、出口のない部屋に閉じ込められていた。
存在するのは自分ともう１人の人間のみ。
それぞれの平凡な悩みは、やがてぼんやりとした地獄へ向かっている。
囲まれた空間で紡がれる６つの物語。
ここは、差異の或る、あいまいな、賽の河原。
ムシラセ『あいまいな、サイ』のここがおススメ！
本作は冒頭より「自分ともう一人の人間だけの空間に閉じ込められている」という興味が湧きたてられる設定で始まります。
何もない空間で、何も起きないという、ある種の地獄がじわじわと見えてくるのが面白いです！
この作品「あいまいな、サイ」は、６つの短い２人芝居により構成されています。
全員ほとんど同じシチュエーションから始まるのですが、この特殊な状況に対しての捉え方や、どのような感情に陥るのか、また2人の関係がどう変化していくのかが全く異なります。
どの作品を観ても登場人物の考え方に共感したり、あるいは驚いたり、変化していくドラマに目が離せません。
回の舞台は真っ白で無機質な、正方形にかこまれた空間です。
時に正方形のブロックは意志のある個体のように動かされることもあれば、正方形の溝は唯一の外部と繋がる道に思えたり、シーンによって異なる表現用途で使用されているのが非常に面白いです。
このような演劇特有な表現に触れられるのも観劇三昧の良さだなと改めて感じました。
ムシラセ『あいまいな、サイ』の個人的な評価
| 笑い | 4.5 |
| 独創性 | 3.5 |
| 美しさ | 3.5 |
| 迫力 | 4.0 |
| 感動 | 3.5 |
| 総合 | 4.0 |
ムシラセ『あいまいな、サイ』を観た感想
最初は特殊な条件下にいる2人のお話のように見えますが、だんだんと人生の話だということが分かります。登場人物にスーパーヒーローや、悲劇のヒロインは登場しません。
非常に平凡な、普遍的な日々を過ごしているキャラクターばかりです。でも、平凡で普遍的な人生にこそ、抜け出すことができない、簡単ではない、じわじわとした地獄のようなドラマが詰まっているのだと思いました。
逃げられない空間にいるからこそ、キャラクターの鬱憤はより蓄積され、思いもよらない方向へ向かっていくこともあります。６組のドラマを外側から見ていると、こうすればいいのに、一歩踏み出せばいいのに、と思うことがあります。
では今の自分の生活に対してそんな風に思えるのかと振り返ると、自分にもなかなかぞっとするような日常が存在するかもしれないですね。
大ヒーローが登場するような物語も楽しいですが、地に足がついた人間たちの、どうしようもないやりとりでしか楽しめない面白さがあるな、と感じました。
ムシラセ『あいまいな、サイ』のSNSでの感想・口コミ
まとめ: ムシラセ『あいまいな、サイ』はかなりおススメ！
観劇三昧の演劇動画、ムシラセ『あいまいな、サイ』のおすすめポイントは、
冒頭から引き込まれる独特な設定
異なる魅力のある二人芝居
無機質で非日常な舞台空間
です！
いかがだったでしょうか？興味を持たれた方は、観劇三昧でぜひ観てみてください！
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