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今回は観劇三昧で配信されている動画であるかみかわ企画「泰生の舞台 第一弾『羅生門』」の紹介をします。
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観劇三昧でかみかわ企画『泰生の舞台 第一弾『羅生門』』を観る！
基本情報
再生時間
58分29秒
キャスト
上川泰生/船戸香里/鎌谷幸輝
スタッフ
作:芥川龍之介/脚色・演出:空閑亘/舞台美術:兵庫県立姫路工業高等学校 演劇部/照明:永安隆人（KISS） 加藤雅也/音響:折野碧生/場内アナウンス:松本静/メイク:松本環・和田なのに（劇団スターダスト日本）/宣伝美術:hao/宣伝写真:鎌谷哲也（Creation Group.K）・森口勉（Creation Group.K）/映像製作:30″30″cc/協力:家氏栞・大谷悠馬・小畑美咲・杉江翔・惣田純子・橘昌英・高濱心温・成瀬雅・内藤芽生・西村和香奈・萩原由佳里・原田みあ・森口妙子・山口結女・吉村真那・白鷺 ほか/舞台監督:小林勇陽
かみかわ企画『泰生の舞台 第一弾『羅生門』』のあらすじ
自然災害と感染症で、平安の都では引き取り手のない死体が転がり、それはひどい有り様だった。
コロナ禍の今、生死と貧困を身近なリアルとして生活する私たち。そういう今だからこそ「羅生門」が読み解けるはず。～羅生門で芥川が見たリアルとは？下人と老婆との間に交わされたであろう言葉と心情を可能な限り舞台化すると、今まで語られなかった新たな主題が…。丸柱の蟋蟀(きりぎりす)とともに、あなたはそのリアルを目撃する～
https://kan-geki.com/streaming/play/2526
かみかわ企画『泰生の舞台 第一弾『羅生門』』のここがおススメ！
序盤、語り手となっていたキリギリスの飄々とした語り口は、これから繰り広げられる人間たちの生死観とは対照的な印象です。まるで「“理性” とは人間だけがもつ習性である」と強調しているようでした。
下人と老婆との間に交わされたであろう言葉と心情が描かれており、それぞれ生きるために必死であることが緊張感を持って痛感させられます。
盗賊になることも躊躇っていた下人が老婆と出会い、価値観が混沌とする様子から葛藤の末に引剥を決行した瞬間までの有様には、狂気が次第に満ちていくようで恐ろしく魅入ってしまいました。
かみかわ企画『泰生の舞台 第一弾『羅生門』』の個人的な評価
| 笑い | |
| 独創性 | 1 |
| 美しさ | 2.5 |
| 迫力 | 4.5 |
| 感動 | 4.5 |
| 総合 | 2.5 |
かみかわ企画『泰生の舞台 第一弾『羅生門』』を観た感想
国語の教科書で読んで以来の芥川竜之介作「羅生門」。
仄暗くおぞましい世界観と重い余韻もそのままに、具現化されたような舞台でした。
生死を彷徨う中で、生きるためには手段なんて選べない。綺麗事を言っていては生き永らえない。そんな状況下で問われる善と悪。
どんなに酷いことしていても、相手の状況を知ると責められない自分がいました。可哀想だから。それが彼らの生きる術であり、その手段を奪うことすら酷いと思ってしまうから、と思わず正当化してしまうのです。
でも本当に仕方がないことなのだろうか。自分が彼らの被害にあっても許せるのか。善悪とはなにか、誰が決めるものなのか。そういったことも改めて考えさせられる作品でした。
かみかわ企画『泰生の舞台 第一弾『羅生門』』のSNSでの感想・口コミ
まとめ: かみかわ企画『泰生の舞台 第一弾『羅生門』』はかなりおススメ！
観劇三昧の演劇動画、かみかわ企画『泰生の舞台 第一弾『羅生門』』のおすすめポイントは、
キリギリスとの対比
演者の熱量に思わず呑まれそうに
下人の豹変
です！
いかがだったでしょうか？興味を持たれた方は、観劇三昧でぜひ観てみてください！
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