2.5次元とは?わかりやすく解説!&おすすめの舞台3選

2.5次元とは?わかりやすく解説!&おすすめの舞台3選

目次

2.5次元とは?


「2.5次元」あるいは「2.5次元舞台」という言葉を聞いたことがありますか?アニメ好きな人達の間ではよく知られている「2.5次元」ですが、そうでない人にとっては馴染みがないかもしれません。今回はそんな「2.5次元」についてわかりやすく解説、初心者さんにもおすすめの舞台を3つ紹介したいと思います!

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そもそも「2.5次元」って?

「2次元」コンテンツを「3次元」で表現

アニメ・漫画・ゲームなど…いわゆる「2次元」コンテンツを、「3次元」の世界で表現したものを「2.5次元」と呼びます。2次元と3次元の間をとって、そのように呼ばれるようになりました。つまり、2次元のキャラクターを実在の俳優さん達が演じる作品ということです!本来2次元の世界でしか会えないキャラクター達・”推し”が、3次元で目の前に現れる…夢のようですよね。2.5次元化され始めた当初は世間から戸惑いの声もあったものの、製作陣の努力やキャストの熱演により着々とファンを増やし、今や漫画・アニメの人気作が2.5次元化する流れは定番化されつつあります。

「実写化」との違いは?

似たようなイメージの言葉に「実写化」がありますが、こちらは「2.5次元」とは少々意味が異なります。「実写版」はキャラクターを現実世界に馴染ませるためアレンジが加えられることがある一方、キャラクターを忠実に再現することにこだわっているのが「2.5次元」です。
また、「実写版」がドラマや映画に対して使われる言葉である一方、「2.5次元」はミュージカルや舞台に対して使われることが多いです。

関連用語① 2.5次元ミュージカル

キャラクターが歌って踊る!2次元コンテンツを舞台上で

「2.5次元ミュージカル」を一言で言うと、2次元コンテンツをミュージカル化したものです。キャストによる原作に沿ったストーリーのお芝居が観られるほか、元々原作に歌唱シーンがない作品でも、キャラクターが歌唱したり踊ったりするのが大きな特徴です。”推し”キャラのかっこいいパフォーマンスが見られるのは最高ですよね!

関連用語② 2.5次元舞台

心に響く熱い芝居…2次元コンテンツをストレートの芝居で

「2.5次元舞台」はその名の通り、2次元コンテンツを舞台化したものです。原作のストーリーそのままに、キャストによるストレートのお芝居を楽しめます。全体的に原作の再現度が高いものも多く、ストーリーや芝居に集中して観ることができるのが魅力です。

「2.5次元ミュージカル」との違いは?

「2.5次元舞台」は、ミュージカルと総称してそう呼ばれることもあります。ただ、ミュージカルと明確に区別して定義するのであれば、「2.5次元舞台」は”歌唱のないストレートプレイ”です。中には歌唱を含む舞台を「2.5次元舞台」と呼ぶこともありますが、ミュージカルほど歌唱部分の割合は多くありません。
ちなみに、同じ作品で「舞台版」と「ミュージカル版」の両方を展開しているコンテンツもあります。例えば、原作・アニメ共に大人気作品の「東京リベンジャーズ」。こちらは2021年夏に舞台「東京リベンジャーズ」として初めて舞台化され、最新作の聖夜決戦編まで3作に渡って上演されています(2023年12月現在)。その一方で、2023年11月にミュージカル「東京リベンジャーズ」が上演され、初のミュージカル化となりました。どちらも豪華キャストによる熱演が話題となり、2.5次元でも人気作品となっています。

関連用語③ 2.5次元俳優

2次元のキャラクターを「実在」させる重要な役割

2次元コンテンツを「2.5次元化」する際には、キャラクターを演じるキャスト(俳優)陣が重要な役割を果たします。いくら舞台全体の完成度が高くても、キャラクターのクオリティや再現度が低かったらガッカリしてしまいますよね。
その重要な役割を担うキャストは、「2.5次元俳優」にジャンル分けされます。一般的に、ミュージカルや舞台で活躍する俳優のことを「舞台俳優」と呼びますよね。「2.5次元俳優」とは、舞台俳優の中でも、特に2.5次元作品に多く出演する俳優のことを指します。
最近では、舞台の出演にとどまらず、2.5次元俳優を集めた映像作品が作られていたり、TVドラマに出演したりと活動の幅を広げています。

人気2.5次元俳優

「2.5次元俳優」というジャンルが確立され、マルチに活躍する彼らですが、ここで人気の2.5次元俳優の例を挙げていきたいと思います。
◯荒牧慶彦さん(舞台「刀剣乱舞」山姥切国広役、「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」朔間凛月役など)
◯鈴木拡樹さん(舞台「刀剣乱舞」三日月宗近役、舞台「弱虫ペダル」荒北靖友役など)
◯植田圭輔さん(舞台「弱虫ペダル」真波山岳役、舞台「鬼滅の刃」我妻善逸役など)
彼らを筆頭に、期待の若手俳優も次々と台頭しており、2.5次元人気を勢い付けています。

初心者さんにもおすすめ!代表的な舞台3選

ここまで「2.5次元」について解説してきましたが、まだ2.5次元舞台を観たことのない方は、観てみたくなってきたのではないでしょうか。そこで、まだ観たことのない初心者さんにもおすすめの、代表的な2.5次元舞台を3つ紹介したいと思います!

ミュージカル「刀剣乱舞」・舞台「刀剣乱舞」

”とうらぶ”人気により2.5次元化した有名作

”2.5次元はよく知らないが「刀剣乱舞」なら知っている”という人も多い、世間一般にも名高い2.5次元作品が「刀剣乱舞」シリーズです。原案は「とうらぶ」の愛称で親しまれるオンラインゲームで、その人気から2.5次元化の流れとなりました。2015年に上映されたミュージカル「刀剣乱舞」トライアル公演を皮切りに、現在はミュージカル版・舞台版の2軸で2.5次元コンテンツを展開しています。

あの「紅白」にも出場!”刀剣男士”が歌って踊る「刀ミュ」

「刀ミュ」の愛称で親しまれるミュージカル版は、人気キャラクター達が歌って踊る、煌びやかなパフォーマンスが魅力です。公演は第一部がミュージカル、第二部がライブの二部構成になっており、「刀剣男士」と呼ばれる彼らのパフォーマンスを存分に楽しめます。その名がさらに知れ渡ったのは、2018年に放送された「第69回NHK紅白歌合戦」でしょう。ミュージカル「刀剣乱舞」のキャスト陣が「刀剣男士」として出演し、華麗なパフォーマンスを披露し話題となりました。

実力派キャストによるストレートプレイが魅力「刀ステ」

「刀ステ」の愛称で親しまれる舞台版は、ミュージカルとは異なり、完全ストレートプレイであることが大きな特徴になります。重厚なストーリーや、実力派キャストによる激しい殺陣と熱量の高い芝居が観客の心を掴み、これまでに計15作品を上演してきました(2023年12月現在)。過去には客席が360度回転する日本唯一の劇場・IHIステージアラウンド東京での上演も行われ、かつてない試みが注目を集めました。
https://stage-toukenranbu.jp/about/

ミュージカル「テニスの王子様」

2.5次元ミュージカルの金字塔!「テニミュ」

2.5次元ミュージカルの金字塔と言うべき、歴史の長い大人気舞台が「テニミュ」ことミュージカル「テニスの王子様」です。原作は「週刊少年ジャンプ」にて連載されていた人気漫画「テニスの王子様」(通称「テニプリ」)。続編である「新テニスの王子様」(通称「新テニ」)も舞台化されており、2003年の初演以降、シリーズ通算公演数は2000回・累計動員数は300回を突破しています!原作を再現したダイナミックなテニスプレーの演出や、出演俳優の人気も相まって、「テニミュ」人気のみならず「2.5次元」人気を確立させたと言っても過言ではありません。
https://www.tennimu.com/about/#tennimu2_2023

舞台「弱虫ペダル」

革新的な演出でロードレースを表現!「ペダステ」

「ペダステ」の愛称で親しまれる舞台「弱虫ペダル」も、10年以上の歴史を誇る大人気作です。原作は「週刊少年チャンピオン」にて好評連載中のロードレース巨編「弱虫ペダル」で、アニメオタクの少年がロードレースに出会い、自転車競技部の仲間と共にインターハイを目指す熱い物語です。ペダステで印象的なのは、1本のハンドルと俳優によるマイムで表現される白熱のロードレースです!この”パズルライドシステム”と名付けられた革新的な演出技法を生み出し、不可能と言われてきた舞台化を実現させた本作は、各方面から高い評価を得ています。
https://www.marv.jp/special/pedal/intro/

まとめ

いかがでしたか?改めて今回の内容をおさらいすると…
◯2.5次元とは、アニメ・漫画・ゲームなどの2次元コンテンツを3次元で表現すること。
◯2.5次元舞台には、キャラクターが歌って踊るミュージカルとストレートプレイの舞台があり、2.5次元舞台を中心に活躍する俳優は2.5次元俳優と呼ばれる。
◯代表的な舞台には、「刀剣乱舞」シリーズ、ミュージカル「テニスの王子様」、舞台「弱虫ペダル」などがある。
これからも様々な作品が2.5次元化されていくでしょう。今後も2.5次元舞台に注目です!

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