『「観劇三昧」でおすすめの動画がわからない』という人向けに動画紹介をしています。
今回は観劇三昧で配信されている動画である劇団娯楽天国「娯楽天国版ゴドーを待ちながら」の紹介をします。
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基本情報
再生時間
2時間22分09秒
キャスト
小倉昌之/高畑加寿子/関口英司/沢井エリカ/戸澤進/角野竜太
スタッフ
作:サミュエル・ベケット/翻訳・構成・演出:小倉昌之/舞台監督:山口勝也/照明:大串博文/音響:飯田博茂/美術:佐藤大樹
劇団娯楽天国『娯楽天国版ゴドーを待ちながら』の概要
不条理劇の代表作と言われる、サミュエル・ベケット作「ゴトーを待ちながら」を関西弁で演じる物語です。
不条理劇とは、世の中の不合理性や虚無さを表現した作品のジャンルです。
好みが分かれるジャンルではありますが、好きな人が見れば面白い作品でもありますので、一度観ていただくことをおすすめします。
サミュエル・ベケット作の不条理演劇の傑作「ゴドーを待ちながら」を新たに翻訳し、すべて関西弁で演じられた「娯楽天国版」ゴドーを待ちながら
https://kan-geki.com/streaming/play/2386
劇団娯楽天国『娯楽天国版ゴドーを待ちながら』のここがおススメ！
人生の不合理性や無意味さをテーマにした不条理演劇の代表的作品、サミュエル・ベケット作「ゴドーを待ちながら」を、軽快なテンポで惹きつけるフル関西弁翻訳されたリメイク版となっています。
公演時間約2時間半の中で一言も台詞がなければ動きもない役どころですが、表情豊かで絵本のような温かみのあるいい味がでていたと思います。
持て余す暇を潰すためにあれこれと工夫をこらす二人が踊ったり、歌ったりして、わちゃわちゃしてる姿が微笑ましくも、本当に疲れ果てている姿さえ面白くて大声をあげて笑ってしまいました。
劇団娯楽天国『娯楽天国版ゴドーを待ちながら』の個人的な評価
| 笑い | 4.5 |
| 独創性 | 4 |
| 美しさ | 2 |
| 迫力 | 2 |
| 感動 | 1 |
| 総合 | 3 |
劇団娯楽天国『娯楽天国版ゴドーを待ちながら』を観た感想
不条理演劇というだけあって、この作品では木の下で会うことを約束したゴドーという人物を、来る日も来る日も暇を持て余しながら待ち続ける二人の男性たちの無益に過ぎ去る時間を描いています。
しかしこちらの娯楽天国版はフル関西弁で新翻訳されており、軽快なテンポの中でドタバタと、いい意味でずっと阿呆な応酬をしているのでゲラゲラと笑える喜劇テイストとなっていました。
1幕と2幕もほぼ同じ起承転結の流れですが、ひとりの男は変わり映えの時間の中でも少しの変化があることに気づきます。「思考」することでこのまま同じことの繰り返しで良いのかと恐れるも「習慣は麻薬みたいなもん」だと抜け出したくても抜け出せない苦悶が含まれていたのがいい塩梅となっていました。
この作品を通して改めて、人間はまだまだ不合理的ではありますが、無駄を楽しむ才能や、そしてその「無意味」にこそ人間味がうまれるのではないかと考えさせられました。
劇団娯楽天国『娯楽天国版ゴドーを待ちながら』のSNSでの感想・口コミ
まとめ: 劇団娯楽天国『娯楽天国版ゴドーを待ちながら』はかなりおススメ！
観劇三昧の演劇動画、劇団娯楽天国『娯楽天国版ゴドーを待ちながら』のおすすめポイントは、
進展も実りもない物語
木の役
W主演のドタバタ応酬
です！
いかがだったでしょうか？興味を持たれた方は、観劇三昧でぜひ観てみてください！
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