OMS戯曲賞って何?概要と歴代受賞者まとめ

OMS戯曲賞の詳細

OMS戯曲賞は、関西の大阪ガスが主催、大阪ガスビジネスクリエイト株式会社が運営する戯曲賞。

若手発掘とともに、それなりに活躍している劇作家も審査対象になることから演劇界の全体的な推進力になっている。

本戯曲賞は、関西2府4県で次代を担う新しい劇作家を発掘するだけでなく既に評価を得ている劇作家にも活躍の場を与えることを目指しており、関西における演劇・戯曲創作を支援する関西発信の戯曲賞として全国的にも注目を集めています。

https://www.osakagas.co.jp/company/efforts/so/oms/より引用

OMS戯曲賞の審査対象

・関西二府四県に在住、または関西を主たる活躍の場とする劇作家

・新作書き下ろしで募集前年の1月から12月までに初演がなされた作品

・旧作品の改訂版や同年度に他の戯曲賞に応募された作品を除く

募集期間・入選発表日

募集期間:毎年2月20日から4月10日まで(当日消印有効)

入選発表日:11月中旬~12月中旬(予定)

OMS戯曲賞の賞金

大賞:30万円

佳作:10万円

OMS戯曲賞の審査員

佐藤 信(劇作家)

寺山修司さん、鈴木忠志さん、唐十郎さんとともに、『アングラ四天王』と呼ばれた、いわゆる「黒テント」と呼ばれる旅公演を行っていた劇作家・演出家。

1971年に『鼠小僧次郎吉』で 第16回岸田國士戯曲賞を受賞している。

鈴木 裕美(演出家)

日本女子大学在学中に劇団「自転車キンクリート」を結成。

飯島早苗さんが脚本をかき、鈴木裕美さんが演出を担当していた。

演出に関してさまざまな賞を受賞しており、

2010年度は、第18回読売演劇大賞優秀演出家賞、第61回芸術選奨新人賞演劇部門を受賞している。

佃 典彦(劇作家)

2006年に、抜け殻を脱ぐたびに10歳ずつ若返る父親という不条理な設定の舞台『ぬけがら』で第50回岸田國士戯曲賞を受賞。

名城大学OBらで「劇団B級遊撃隊」を結成。不条理でシニカルな世界観をつくる。

土田 英生(劇作家)

京都の劇団「MONO」の代表。

1999年に『その鉄塔に男たちはいるという』で同戯曲賞である第6回OMS戯曲賞大賞を受賞。

またテレビ台本の脚本なども書いており、2018年に放送された日本テレビの日曜ドラマ『崖っぷちホテル』は土田英生さんの作品となる。

樋口ミユ(劇作家)

「PlantM」を主宰する劇作家・演出家。

1999年、『深流波~シンリュウハ~』で第7回OMS戯曲賞大賞受賞。

2000年、『ひとよ一夜に18片』で第8回OMS戯曲賞大賞受賞。

と2年連続でOMS戯曲賞を受賞している。

OMS戯曲賞 過去の受賞作品(作成中)

第一回 1994年 大賞 松田正隆(時空劇場) 「坂の上の家」
佳作 岩崎正裕(199Q太陽族) 「レ・ボリューション」
第二回 1995年 大賞 鈴江俊郎 「ともだちが来た」
特別賞 松田正隆 「海と日傘」
佳作 蟷螂襲 「嵐のとなりの寝椅子」
1996年 大賞 岩崎正裕 「ここからは遠い国」
佳作
1998年 大賞
佳作 久野那美(箱の階) 「パノラマビールの夜」

 

 

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